住む土地・家庭の風俗・習慣に従って生活するよう 心がけなさいね。

リハビリ散歩の途中・・・元気一杯の 農地に咲く 薄紫色の花に 引き寄せられました。
あっ 母の大好きだった 紫苑の花かな？　金網にしがみついて・・・お花に話しかけていると、
お家の方・・・(友人の旦那様)が出て来られ 色々話して下さいました。

お庭の・・・農地には　ﾌﾌﾌ　ズッキーニ・丸茄子・普通の茄子・とうもろこし・胡瓜・とうがらし・etc.
≪おじさま　あのお花は紫苑ではないですね。≫
「あれは、北山友禅菊です。綺麗でしょう。」
茎もしっかりシャンとして 清楚ながら 優しく美しい・・・優美な花です。
今は数個の花ですが、一面に咲き誇ると　そりゃ～～～綺麗でしょうね。今からお楽しみです。

午後 今年も 水無月 作りました。　だんご粉を買って来て・・・
夏越しの祓いの今日　氏神様の今宮神社にお参りです。お供えが出来、ホッとしました。

思い出します・・・お嫁に来た翌年の6月30日　
夕食の準備が終わり、席に着いたその時です。　
姑からー〔〇〇さん 水無月はどうしたんや？〕　
私ーーー≪水無月って 何ですか？≫
〔知らんのかいな？　アンタなぁ　嫁に来たら、色んな事を勉強せんと･･･あかんえ！！〕 キッパリ
≪すみません。知りませんでした。何ですか？水無月って・・・教えて下さい。≫
〔しょうがないなぁ～。6月30日は 水無月 食べんとアカンのや！　今日食べんと うち病気になるわ。〕
≪気がつかなくて 申し訳ないです。今すぐ 和菓子屋さんで買ってきます。≫～～～～～～～

旦那様に頼んで 和菓子屋さん廻りです。　何軒廻っても、何処に行っても ”水無月 売り切れ”状態。
夜のとばりが 悲しさを倍増　シュンシュン・ｼｭﾝ。
最後に訪ねた 和菓子屋さん。お店の中でまだ家人が居られました。≪お願いします。≫
『こんなに遅くどうしたの？　チョット待って下さい。うち用の水無月があるから･･･もって帰って下さい。』

あれから・・・～～～数年 毎年 6月30日には 届けて下る 仲良し和菓子屋さんです。
先方のご都合から・・・不出来ながら 自家製の 水無月作りです。
”だんご粉”を混ぜて、三角形の氷様 ういろの上に 甘納豆をトッピング。

お仏壇・お稲荷さんに お供えが出来て、さぁ～ 夏越祓（なごしのはらい）　茅の輪くぐりです。
　　　

一年の 折り返しにあたる6月30日、半年の無病息災を祈願する神事です。
大きな茅の輪を 左から、右から、左から 三回廻って、穢れを祓い清める。
三角形の外郎（ういろう）、その形は氷を表し、小豆は疫病の悪魔祓いの意が込められてます。
遠い昔 助けて頂いた 和菓子屋さんのお話です。
この日になると 思い出します。　　暖かいお心配りは大きな宝物です。

今年も 暖かい 心在る人々に助けられ　半年過ごせました。
年末までもこのままですように。